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2025.12.20 Saturday
診療報酬「本体」引き上げ 3%超えは30年ぶり
政府は医療機関などに支払われる診療報酬の改定(2026年度)で医師や看護師らの人件費に回る「本体」部分を3.09%引き上げる方針です。改定率がプラス3%を超えるのは30年ぶりのことです。物価や賃金の上昇による医療機関の経営悪化に配慮したようです。また、薬代に当たる「薬価」部分を0.8%引き下げる方向で調整中。
診療報酬は原則2年に一度改定されます。本体部分の内訳としては、医療従事者の賃上げ対応にプラス1.7%、光熱・水費などの物価高対応にプラス1.29%などを見込んでいます。 医療現場の経営は厳しく、2024年度は、一般病院の7割弱、診療所の2割半ばが赤字と言われています。
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