![]() 2025.05.04 Sunday
柏餅「茶色の理由」 煮沸し乾燥し翌年まで保存
明日は「端午の節句」。「柏餅」と「ちまき」を食べるのが風習です。私が買ったお店では、茶色の柏の葉で包まれた「こしあん」入りの白の柏餅と緑の柏の葉に包まれた「つぶあん」入りのよもぎ柏餅の2種類でした。桜餅の桜の塩漬けの葉っぱは柔らかくて食べやすいのですが、柏餅の葉っぱは同じ塩漬けでも食用ではないらしく食べることは推奨されていません。
柏餅は江戸時代から続く伝統行事食とされています。柏の葉は、新芽が出ないと古い葉が落ちないため「子どもが生まれるまで親は死なない」すなわち、「跡継ぎ(家系)」が途絶えない」「子孫繁栄」に結びつき、端午の節句に縁起の良い食べ物になりました。 柏の葉は、端午の節句の5月までは10センチまでしか大きくならないので大きくなった柏の葉を長期保存するために葉を蒸して乾燥させることになったそうです。なので緑色ではなく、茶色なのです。 最近では技術が進歩して緑色のまま(真空名パック等)保存が可能になったので、「茶色」と「緑色」の葉っぱが混在し、白の餅は茶色の葉、よもぎの餅は緑の葉と区別しているようです。 ![]() ![]() |