isako's blog

日々の自身の日記から、医療・看護の情報、地域の活動と情報を発信しています。
医療現場での様々な問題や、地域で取り組んでいる多彩な行事などをご紹介します。
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急な「泊り」に看護師が対応 看多機の強み
 医療処置が多い要介護度が高い高齢者が在宅で生活するには、かかりつけ医、利用施設の支援が必要です。
 子どもと同居している方もおられますが、90歳代になると子どもも高齢者というパターンや子どもがいるけど支援が得られない方など様々です。
 看護小規模多機能型居宅介護を2020年7月に開所して7月で4年となります。これまで多くの方がご利用され、病院に入院された方、特養に入所された方、在宅で看取られた方など、病院と言う医療現場では経験できない場面がいくつかありました。
 80歳後半の要介護5の女性は、胆石で入院し嚥下評価ができないまま退院(そもそも粥が嫌い)。そのまま看多機で泊まり利用し看護師と家族が見守り水分から取り、イチゴ等好きな食べ物で嚥下確認し今ではおにぎりなど普通の生活に戻られました。(病院では嚥下評価できないので点滴栄養のみ)
 90歳代の要介護5の男性は、病院で誤嚥性肺炎を繰り返し自宅では3日と持たなかった方ですが、夕食を持ち込みムース食にすることで早めに夕食を施設で食べて頂き自宅へ送るという支援で(家族が食事介助すると誤嚥するので…)9月で1年を迎えます。
 誤嚥性肺炎の兆候、脳梗塞になったこともありましたが、その都度、泊りを入れることで吸引など看護師によるケアができています。
 看護師が4人程度毎日いるので、かかりつけ医との連携の元、早期発見、早期対応により在宅生活が維持できていると思われます。

| isako | 仕事・医療・看護・健康に関すること | 22:53 | - | - |


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