2024.09.20 Friday
兵庫県斎藤知事 不信任可決 今後は…?
兵庫県の斎藤知事がパワハラの疑惑を内部告発された問題で、県議会(86名)全議員が斎藤知事に対する不信任決議案を提案し、全会一致で可決されました。一連の疑惑等、兵庫県民として重く受け止めています。
斎藤知事は、神戸市出身で東大卒。2002年に総務省に入り、大阪府財政課長を経て2021年7月の知事選に無所属で立候補し、自民党と日本維新の会の推薦を得て初当選しました。 斎藤知事は、地方自治法に基づき、10日以内に議会を解散しなければ自動失職となります。県議会を解散した場合、県議会は40日以内に行われます。 総務省などによりますと、都道府県議会で不信任決議は5例目で、2006年宮崎県知事以来。過去の事例では全て失職か辞職となっています。 自ら辞職するか失職した場合、50日以内に知事選が実施され、自身が立候補することもできます。 〜過去の都道府県議会での不信任案可決事例〜 ○1976年、岐阜県「平野三郎知事」辞職 ○2002年、長野県「田中康夫知事」失職し、出直し選にて再選。 ○2003年、徳島県「大田正知事」失職し、出直し選にて落選。 ○2006年、宮崎県「安藤忠恕知事」辞職 過去の不信任4件のうち2件は汚職事件で、残る2件はダム計画の中止などで県議会と対立したケースや選挙公約の半数が実現していないなどの批判を受けたケースでした。議会解散の事例はありません。 |