2024.05.08 Wednesday
感染性胃腸炎(特にノロウイルス)感染防止対策
感染性胃腸炎とは、主にノロウイルスなどの微生物を原因とする胃腸炎の総称です。主な症状は腹痛、下痢、嘔吐、発熱です。これらの胃腸炎は、症状のある期間が比較的短く、また、ウイルスの種類によって異なる治療が行われることも通常はないため、ウイルス検査を行うことなく、流行状況や症状から「感染性胃腸炎」と診断されます。
潜伏期間は24時間〜48時間で、吐物やふん便を処理した際に感染しやすい。これは感染した人の吐物などが乾燥して、細かいちりと舞い上がり、そのちりと一緒にウイルスを吸い込んだ場合に起こります。 高齢者は、誤えんによる肺炎や下痢や嘔吐になり脱水症状を起こす恐れがあります。一人ひとりが手洗いをきちんと行うことが大切です。 また、乾燥しないように速やかに次亜塩素ナトリウム(塩素系漂白剤:ハイター)を使用し適切に処理すること。 汚染した床などの消毒には、次亜塩素ナトリウムは、水500mlに約10ml(キャップ2杯弱)薄めたものを使用する。 ノロウイルスは、症状が回復しても1〜3週間は保菌者となるため、トイレなどから二次感染を起こさないように予防しなければなりません。 |