2024.05.09 Thursday
ノロウイルスワクチン 2,3年後にできるかも
昨日記載した「ノロウイルス」ですが、毎年冬になると学校や高齢者施設などで発生し、食中毒の中で患者数が最も多いです。
流行を抑えられない理由として予防するワクチンがないのです。50年近く研究が進まなかったウイルスです。それは試験管の中でウイルスを培養増殖することができなかったためです。 ノロウイルスは、あらゆる年代で急性胃腸炎を引き起こす主たる原因と認識され、関連疾患は世界中で年間約7億人発症しています。 武田薬品が開発中のノロウイルスワクチン(TAK‐214)は、ノロウイルスGl.1型、Gll.4型に対するウイルス様粒子抗原を含んでおり、ヒトに感染して症状を引き起こす主な2つのウイルス遺伝子型に対応しています。 現在承認取得に向け臨床試験中だそうで承認されれば初のノロウイルスワクチンとなります。ワクチンが2,3年後にできるかも…。 |