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2025.11.12 Wednesday
政府の方針 病院・介護施設に補助金で支援
11月6日(木)読売新聞朝刊の記事で、病院や介護施設の職員の賃上げを後押しし、高騰する食費や燃料費、委託費などを支援するための補助金を2025年度補正予算案に盛り込む方針です。補正予算で検討する医療・介護分野の主な支援策(以下)
![]() 〇職員の処遇改善 他業種の傾向を踏まえ、医療・介護職員のさらなる賃上げを後押し 〇経営改善 診療・介護に必要な食費や燃料費など資材、医療事務や検査など委託費の高騰に対応。救急医療・周産期医療体制の継続のための施設整備。出産や妊婦検診、小児医療の維持が困難な地域の医療危険への支援。 〇効率化 需要を上回る病床の削減の推進。見守りセンサーなどの情報通信技術(ICT)導入や「タスクシフト・シェア」による業務効率化。 医療や介護などのサービスの価格は国が診療報酬として定めるため、施設側が物価や賃金の上昇に応じて自由に値上げできない事情があります。厚働省によりますと、2024年度決算で赤字となった民間病院は速報値として全国で49.4%に上ります。これは前年と比べると7.9ポイント増となっています。 また、2025年度の最低賃金(時給)が全国平均で過去最高となる中、医療・介護の業績では、他職種と比べ、賃上げが進んでいないとの声も多いようです。 |

