![]() 2023.05.06 Saturday
3年3カ月ぶり「平時」に コロナ緊急事態解除
世界保健機構(WHO)事務局長は5日の記者会見で新型コロナウイルスの「国際的な公衆衛生の緊急事態」を解除すると発表しました。
世界的なコロナ危機は緊急事態宣言から約3年3カ月ぶりに「平時」に戻ることになります。 新型コロナは2019年12月に中国湖北省武漢市で最初に感染拡大が確認され、20年1月には世界各地に感染が広がりました。 WHOは同年1月30日に緊急事態を宣言しウイルスの封じ込め対策や感染者の早期発見、接触者の追跡など各国に求めていました。 緊急事態宣言は、WHOの国際保健規則に定められた手続きで、感染症の世界的流行の危険性が大きく、国際的な対策が必要だと判断した場合に宣言しますが拘束力はありません。 解除に至った理由として、ワクチン普及による死者数の減少などですが、今でも死者が出続けていると強調し「コロナの脅威が終わったわけではない」と警戒を続けるべきだとしています。 ![]() ![]() |