![]() 2020.12.14 Monday
認知症 対策伝わりにくく 高齢者施設クラスター急増
新型コロナウイルスの感染が拡大している大阪府で高齢者施設のクラスターが約1カ月で7倍と多発しています。10月下旬〜11月上旬で3施設でしたが、11月下旬〜12月上旬には20施設と急増しています。
高齢者施設では、認知症の入所者も多く、感染防止対策には特有の難しさがあります。 認知症の高齢者は意思疎通がうまく図れない場合もあり、マスク着用を嫌がったり対策の必要性を理解してもらえなかったりすることも多い。 こうした現状に、高齢者施設のクラスターは全国でも相次ぎ、厚労省によりますと、11月30日時点で全国で発生したクラスターは2575件。高齢者施設は348件と13.5%を占めています。 デイサービスなど通いの施設は一時中止の措置が可能ですが、特養ホームなどの施設は入所者の生活の場であるため容易に閉鎖にはできません。 外部からのウイルスの流入を防ぐため、家族の面会を禁止したり、イベントやレクリエーションを控えたりしている施設もあります。 職員も感染予防で外出を控え、入所者と職員の双方がストレスを抱え込んでいるとの指摘があります。 ![]() ![]() |