isako's blog

日々の自身の日記から、医療・看護の情報、地域の活動と情報を発信しています。
医療現場での様々な問題や、地域で取り組んでいる多彩な行事などをご紹介します。
ご意見ご感想は「熊谷衣佐子のホームページ」のメールアドレスから返信して下さい。
  << September 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
「狂犬病」犬にかまれると発症 致死率100%
 「狂犬病」という感染症ですが、国内での感染確認は1957年以来70年近く確認されていません。「狂犬病」は、犬にかまれて人にうつることが多く、発症すればほぼ死亡する怖い感染症です。
 狂犬病の予防には、飼い主が義務を果たすことが欠かせないのですが、1995年に制度が変更となり、毎年必要だったのが1回だけで良くなったことから、ほぼ100%だった接種率は2022年度は70.9%にとどまりました。
 世界保健機構「WHO」の2017年推計では、狂犬病は今もアジアやアフリカを中心に150件以上の国や地域で発生し、年間5万9000人の死者が出ています。



 厚生労働省によりますと、発生していない「清浄国」は日本以外ではオーストラリアなど10の国・地域だけで、2006年には帰国した60歳代の男性が死亡が2件あり、2020年にも30歳代の外国人男性が来日後死亡しています。3人ともフィリピンで犬にかまれたのが原因だと報告されています。
 かつては国内でも大流行したようで、関東大震災の翌年の1924年には全国で4000匹以上の犬が感染したとされ再流行を繰り返していました。
 戦後の50年に「狂犬病予防法」が制定され、飼い主に対し、犬の登録や予防接種などの義務付けられたことで発症率は激減。感染は同年の約850万匹から減少し、1956年に人間と犬、1957年に猫の発症確認が最後となっています。改正動物愛護法では、2022年6月〜ペットショップなどで販売される犬や猫について、飼い主の情報が入るマイクロチップの装着が義務付けられ、接種率の向上が期待されています。
| isako | 仕事・医療・看護・健康に関すること | 22:18 | - | - |


CATEGORIES
LINKS
PROFILE
OTHERS