![]() 2020.12.07 Monday
不妊治療の流れ 妊娠に向け3ステップ(保険適用外も)
不妊の治療は様々ですが、男女で検査を受けると何らかの病気が見つかる場合もあります。
女性は、ホルモン分泌が上手く行かない「排卵障害」や「子宮内膜症」などが代表的な疾患です。男性では、精子を運ぶ精管が詰まる「精管閉塞」などがあります。こうした病気では手術や薬による治療で自然妊娠も期待できます。ただ、不妊症の多くは加齢の影響を受けています。病気を治療しても妊娠しない、男女ともに不妊につながる病気が見つからないケースも多々あります。 妊娠に向けた主な不妊治療の流れの1ステップは、「タイミング法」。超音波検査などで、妊娠しやすい日を予測、性交のタイミングをはかる。(保険適用)。次の2ステップからは保険適用外となります。 2ステップは、「人工授精」です。国内では70年ほど前から行われている治療です。男性の精液を洗浄し、遠心分離器にかけるなどの処理をします。細いチューブで、女性の排卵日などに子宮の奥に注入する治療。 それでも妊娠しない時は、3ステップの「体外受精」に進みます。女性の卵巣に針を刺して吸い取った卵子と精子を体外で受精させ、成長した受精卵(胚)を子宮に戻す治療。 世界初の体外受精児は1978年7月、英国で誕生しています。この功績によって英国の大学名誉教授は2010年のノーベル生理学・医学賞を受賞しました。国内では、東北大(仙台市)で1人目が生まれています。 ![]() ![]() |