2024.03.27 Wednesday
自然に切れることも…「腱板断裂」は右肩に好発
「鍵板損傷」や「腱板断裂」という言葉を聞いたことがありませんか?「四十肩」「五十肩」と思っていたら腱板損傷かも知れません。50歳以上の人に多く発症し四十肩、五十肩と言われていても半年以上治らない場合は、腱板断裂の可能性があります。
男女比は男性62%、女性38%で右肩に好発します。肩の運動障害、運動痛、夜間痛があり、五十肩と違うところは、拘縮、すなわち関節の動きが硬くなることが少ないことです。挙上するときに力が入らない、挙上するときに肩の前上面でジョリジョリという軋轢音がするという訴えもあります。 腱板断裂は60歳以上の4人に1人、70歳以上では半数に「断裂」が起きているといい、その6割は痛みなどの症状が現れないとする報告があります。 これは多くの場合、断裂の進行がゆっくりで炎症が起きにくいために痛みを感じないことが理由と考えられます。 特定のスポーツ(野球やテニス)などや頭上で腕を使う仕事(塗装業や大工さん)に多くみられます。 「腱板」とは、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋の腱から構成される構造体で、上腕骨頭という腕の骨を肩甲骨の受け皿に保持しています。 2月初旬テニス後から上腕が痛かったのでスポーツ医学の整形外科受診しました。レントゲン等異常なくテニス前のストレッチを勧められました。 |