2024.03.09 Saturday
尼崎市全国初 暴排条例案を全会一致で可決
尼崎市議会は3月4日、暴力団事務所の開設禁止を市内全域に拡大し、新たに罰則を設けた暴力団排除条例改正案を全会一致で可決しました。自治体の全域で暴力団事務所の運営を禁じた上で罰則を付けた条例は全国初。
改正条例では、理念を示す前文に「将来にわたり、市民生活や事業活動等が暴力団に脅かされることのない、安全で平穏な社会を実現するため」と追加、事務所を運営すれば中止命令を出せるそうで、命令に違反すれば1年以下の禁錮または50万円以下の罰金を科すことになります。4月1日に施行され、罰金の効力開始などは7月1日。 尼崎市では2015年以降、抗争事件が相次ぎ、市民らが事務所の使用差し止めを求める仮処分申請を続けるなどし、2013年に市内8か所あった事務所はゼロになっていました。(読売新聞より抜粋) |