![]() 2025.04.10 Thursday
百日咳 増加傾向 ワクチン追加接種の検討
百日咳が流行しています。今年は感染性胃腸炎(ノロウイルス)流行しており、コロナウイルス同様注意が必要です。
百日咳は、「咳が百日続く」と言われるように激しい咳が続きます。細菌によって引き起こされ、主に咳やくしゃみなどの飛沫で感染します。咳で呼吸困難になることもあり、生後6か月未満の乳児が重症になりやすく、肺炎や脳症などを引き起こすと命にかかわります。 今年の累計患者数は3月20日時点で4771人。に達し、2024年1年間の4054人をすでに上回っています。感染症法で、2018年から全ての患者を把握することになり、感染症を監視する国立健康危機管理研究機構が監視しています。 感染者数は、2018年以降で最多となり、都道府県別では、新潟が73人、兵庫が36人、沖縄が35人となっています。治療は抗菌剤が使用されますが、薬が効きにくく耐性菌が大阪や沖縄などで見つかり、国内で広がっている恐れがあります。 コロナ禍で感染が抑えられ免疫を持つ人が少なくなっているようで、生後2か月半ころまでに4回の接種(公費負担)が標準的となっていますが、乳児期と小学校入学時に任意での追加接種の検討を促しています。 ![]() ![]() |