2024.09.05 Thursday
求人倍率4倍超 人手不足深刻「介護支援専門員」
介護業界では、介護支援専門員(ケアマネ)をはじめ介護福祉士、介護士と人手不足が深刻です。中でもケアマネは昨年12月時点で4.38倍と高い水準にあるようです。介護支援専門員は1998年に第1回受検があり、20万7080人が受験し9万人が合格しました。
当時は医師や看護師も多くが受験しました。私も第1回合格者の一人です。それ以降、受験者は減り続け、2022年(第22回)受験者は5万4406人で、うち合格者は1万328人となっています。 需要が高まる一方ですが、担い手が減っており人手不足が益々深刻になっています。2020年時点で資格取得者は70万人いるとされていますが、私も同様、従事せず、実際に従事している人は18万人にとどまっています。 ケアマネ受験者が激減した背景には、「業務内容、給与面で魅力が薄れている」とある介護福祉士は話します。介護士の給料が少ない対策として、介護士に「処遇改善加算(手当)」が設けられました。 ケアマネには(処遇改善手当)つかないので介護士とケアマネの給料の差があまりなくなったこともあるようです。 看護小規模多機能型居宅介護や小規模多機能型居宅介護のケアマネは、「小規模多機能型サービス等計画作成担当者研修」と「認知症介護実践者研修」を終了していることが条件となりますので、より求人倍率が高くなるということです。 |