2024.12.06 Friday
現行保険証新規発行停止 マイナ保険証利用率2割弱
12月2日〜現行の健康保険証の新規発行が停止となりました。2日以降、「マイナ保険証」「現行の保険証(最長1年間使える)」「資格確認書」のいずれかを使うことになりました。
厚生労働省によりますと全国の92%(9月時点)がマイナ保険証に対応し、すでに7700万人超がマイナカードを保険証として使うために行う一本化の登録を済ませていますが、利用率は15.67%(10月時点)にとどまっています。利用が進まない背景には、今なおトラブルが続き、マイナ保険証をめぐる根強い不信感があります。 トラブルは、カードリーダーの不具合、他人の個人情報がひも付けられるミスなど、全国で約9000件報告されています。 マイナ保険証は2021年10月、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の基礎として導入されました。電子カルテや電子処方箋との組み合わせ、医療機関や薬局の業務を効率化し、医療費の削減につなげる狙いがあります。国民の理解を得るために不安の払拭や利便性の理解につながる丁寧な情報提供が求められます。 |