2024.10.02 Wednesday
夏日でも… 秋の花「彼岸花」が開花
利用者さん宅に送迎途中に「彼岸花」をよく見かけます。原産地は中国大陸だそうで、秋の彼岸(9月)頃に花を咲かせます。
花茎の先に反り返り(線香花火のよう)鮮やかな赤い花を咲かせます。秋の終わりに葉が伸びて翌年の初夏に枯れるという多年草としては特殊な性質を持っています。球根に強い毒性を有する「有害植物」です。 リコリンの語源はヒガンバナ属の学名「リコリス(ギリシャ語の女神)」に由来。経口摂取すると流涎や吐き気、腹痛を伴う下痢を起こし、重症の場合には、中枢神経の麻痺を起こし死に至る場合もあるようです。 「白い彼岸花」も見かけますが、「白(クリーム)色」は夏場にグリホサート剤などの除草剤の影響であると最近は考えられています。 別名「曼珠沙華」と呼ばれていますが、日本では各地方のみで通じた異名が派生し、別名・地方名・方言が数百から1000種以上あると言われています。○葬式花、○墓花、○死人花、○地獄花、○幽霊花、○火事花、○蛇花、○剃刀花、○狐花など、不吉な別名が多い。 未だ30℃を超す「夏日」となっていますが、誰が教えることもなく花は季節を感じ咲いているのだと思うと感慨深いものがありました。 |