2024.09.25 Wednesday
増える墓じまい 10年前の2倍に
核家族化、少子高齢化に伴い、「墓じまい」の件数が増えています。10年間は、8万3574件だったのが2022年では15万1076件になりました。
墓じまいを決める理由の多くは、後継ぎがいない、高齢に伴いお墓参りができないといった理由です。 スタッフの中でも、女姉妹なので、親も含めて話し合い、墓じまいをしたと話していました。親も納得して一緒に墓じまいを進めたと言います。 墓じまいをされた例ですが、墓じまいにかかる費用は、お墓に「曾祖父、曾祖母、祖父、祖母、父、母、兄」が入っており、1人30万円程度の樹木葬を選び210万円、輸送料などを含めると280万円ほどかかったそうです。 合葬墓、散骨、永代供養など墓じまいでかかる費用が色々ですが、墓石の撤去費用などおおよそ200万円はかかりそうです。 墓じまいをどう進めるか…。 ○まずは親族に合意を得ること。 ○墓地管理者に連絡し承諾を得る。 ○新しい墓を用意する。 ○墓のある自治体から改葬許可書を取る。 ○開眼供養(魂抜き)をして墓から遺骨を取り出す。 ○新しい墓へ納骨。 ○墓の区画から墓石を撤去。更地にし管理者へ返却する。 最近の「お墓事情」に詳しい日本総合研究所シニアマネージャーの話では、少子化や晩婚化、未婚率の高まりといった要因で、昔ながらの墓を守ることにこだわらないという意識が広がっていると分析しています。 |